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Oleaflyv0.4.8

既存の作業を Oleafly に取り込む

プロジェクトのアーカイブを読み込む、文書を変換する、arXiv のソース一式を取り込む、GitHub リポジトリをコピーする、LaTeX プロジェクトを Typst プロジェクトに変える、のいずれかを行います。

新規プロジェクト → プロジェクトを読み込む を選ぶか、ライブラリの 読み込む を使います。Oleafly は新しいローカルのプロジェクトを作成し、元のファイルやリポジトリには手を加えません。読み込むものが独自の Git リポジトリを持っていない限り、読み込んだファイルは、プロジェクトの最初の Git コミットになります。コミットの名前は Create project です。

新規プロジェクトのダイアログで「プロジェクトを読み込む」を選ぶと、既存の作業から始められます。
新規プロジェクトのダイアログで「プロジェクトを読み込む」を選ぶと、既存の作業から始められます。 スクリーンショット全体を開く
手元にあるもの読み込みの方法作成できるプロジェクト
完成したプロジェクトのフォルダ既存のプロジェクト (.zip)アーカイブされたソース、図、参考文献、ローカルのスタイルファイル
Word 文書Word 文書 (.docx)LaTeX、Markdown、Typst
Markdown 文書Markdown 文書 (.md, .markdown)LaTeX または Typst
HTML 文書HTML ページ (.html, .htm)LaTeX、Markdown、Typst
Typst 文書Typst 文書 (.typ)LaTeX または Markdown
arXiv の論文ID または URL を指定する arXiv の論文論文の LaTeX ソース一式
GitHub リポジトリGitHubリポジトリに接続されたローカルのプロジェクト
編集できるソースのない PDFOleafly ツール → PDF 変換選んだツールに応じて再構成された LaTeX、Markdown、Typst
すでに Oleafly にある LaTeX プロジェクトコマンドパレットの Typst のプロジェクトに変換新しい Typst プロジェクト(LaTeX プロジェクトはそのまま残ります)

同じ執筆形式を選べるのは、Oleafly がその選択肢を出した場合だけです。Markdown や Typst のファイルを元の形式のまま使うには、その形式の白紙のプロジェクトを始め、ファイルツリーからソースファイルを追加します。

プロジェクトのアーカイブ全体を読み込む

「プロジェクトのアーカイブ全体を読み込む」セクション

すでに動作するソースツリーがあるときは、ZIP を使います。

  1. メイン文書、図、参考文献、ローカルのクラスファイルやスタイルファイルを 1 つのフォルダにまとめます。ソースで使っている相対パスは、そのまま保ってください。
  2. フォルダを .zip ファイルに圧縮します。
  3. 読み込む → 既存のプロジェクト を選び、ZIP を選択します。
  4. 読み込まれたファイルツリーで、星印の付いたメイン文書を確認します。
  5. コンパイルします。プロジェクトに別の LaTeX ツールチェーンが必要な場合は、コンパイラメニューから選びます。

たとえば、main.tex、references.bib、sections/method.tex、figures/plot.pdf を一緒にしておきます。ソースの ZIP なら、これらの関係が保たれます。PDF には、同じ編集可能なプロジェクト構造は含まれていません。

アーカイブにメイン文書の候補が複数ある場合は、コンパイルする前に、ファイルメニューから正しいものを確認します。

読み込みで使われる LaTeX コンパイラ

「読み込みで使われる LaTeX コンパイラ」セクション

読み込んだ、または変換した LaTeX プロジェクトは 設定 → エンジン → LaTeX の既定のコンパイルエンジンで始まります。変更していなければ Tectonic です。既定が latexmk で、プロジェクトが pdfLaTeX、XeLaTeX、LuaLaTeX を指定している場合は、そのコンパイラが保たれます。読み込み時に Tectonic では扱えない機能が見つかると、エンジンのダイアログが開くので、別のものを選べます。新規プロジェクトの既定を設定すると Tectonic では足りないときを参照してください。

Word、Markdown、HTML、Typst を変換する

「Word、Markdown、HTML、Typst を変換する」セクション
  1. 読み込む で、該当する文書の種類を選びます。
  2. ファイルを選択します。
  3. Oleafly が複数の変換先を提示した場合は、次に編集したい形式を選びます。LaTeX には「おすすめ」の印が付きます。
  4. Pandoc のセットアップを求められたら完了させます。Oleafly は、互換性のあるインストールを使うことも、管理下のバージョンをダウンロードすることもできます。
  5. 新しいプロジェクトを開いてコンパイルし、元のものと見比べます。

変換は Pandoc を通じてローカルで実行されます。Word や HTML の読み込みでは、埋め込まれたメディアもプロジェクトに取り出されるので、変換後のソースからそれを参照できます。LaTeX プロジェクトに読み込んだ Markdown 文書は、引用も保たれます。[@key] は \citep または \citet になり、参考文献ファイルも一緒に取り込まれるので、参考文献パネルには最初から資料がそろっています。

これからの作業に合う変換先を選びます。

  • LaTeX は、論文誌のテンプレート、細かな組版、タグ付き PDF のワークフローに向いています。
  • Markdown は、より軽いソース形式と、幅広い文書変換に向いています。
  • Typst は、高速なコンパイルと、Typst ネイティブのテンプレートに向いています。

変換では、ソース形式が公開している範囲で文書の構造が保たれます。Word 固有のページレイアウト、独自の HTML スタイル、手作業で調整した表、引用、複雑な数式には、それでも手直しが必要になることがあります。元のファイルを削除する前に、見出し、リスト、表、数式、リンク、引用、画像の配置を見比べてください。

arXiv の論文 を選び、2401.01234 のような識別子か、arxiv.org/abs/... の URL を貼り付けます。Oleafly は投稿されたソース一式をダウンロードし、LaTeX プロジェクトとして開きます。

著者が書いた編集可能なソースが必要なときは、この方法を使います。読み込みダイアログから始めずに、ソースのアーカイブを確認または保存したいときは arXiv から LaTeX へを、論文を Typst に変換したいときは arXiv から Typst へを使います。arXiv の識別子にはネットワーク接続が必要ですが、すでにディスクにあるソースのアーカイブには必要ありません。

ソースや図を再利用する前に、必ずライセンスと著者の利用条件を確認してください。

読み込みダイアログで GitHub を選びます。必要なら 設定 → 連携 → GitHub でアカウントを接続し、アクセスできるリポジトリを選択します。

Oleafly はライブラリにローカルのコピーを作成します。編集する前に、メイン文書を確認してコンパイルしてください。読み込み後のプル、コミット、変更の公開については、GitHub 同期で説明しています。

LaTeX プロジェクトを Typst に変換する

「LaTeX プロジェクトを Typst に変換する」セクション

Oleafly は、すでにある LaTeX プロジェクトの Typst 版を作れます。LaTeX プロジェクトは変更されません。

  1. LaTeX プロジェクトを開きます。
  2. ⌘K(Ctrl+K)のコマンドパレットを開いて Typst のプロジェクトに変換 を実行します。
  3. 新しいプロジェクトの名前 を確認します。既定では、プロジェクト名のあとに (Typst) が付きます。
  4. 変換 を選びます。Oleafly が Pandoc でプロジェクトを変換し、Typst プロジェクトを作成して、確認のために一度コンパイルします。
  5. レポートを読んで Typst のプロジェクトを開く を選びます。

レポートには、新しいプロジェクトがコンパイルできるかどうか、変換されたものの件数、手作業で直す必要があるものが、各コンパイルエラーへのリンクとともに示されます。変換とレポートの詳細は、Typst プロジェクトで説明しています。

設定 → 実験的な機能 で LaTeX ツール を有効にしてから、必要な出力に合うツールを選びます。

ローカルの PDF 処理は、テキストレイヤーを読み取り、読み順を復元し、図を抽出します。PDF がページ画像でできている場合は PDF から LaTeX へ でスキャン文書モードに切り替えます。この方法は、ツール用のモデル(別のモデルを選ばない限り、ローカルの Ollama モデル)を使い、最大 50 ページの文書に対応します。

結果を PDF と 1 ページずつ見比べてください。段組み、数式、表、脚注、読み順は再構成で問題になりやすい部分なので、PDF からの変換結果を元のソースと同じものとして扱ってはいけません。

原稿を読み込まずに参考文献を追加する

「原稿を読み込まずに参考文献を追加する」セクション

BibTeX、RIS、EndNote XML、Zotero RDF は、参考文献と引用から読み込めます。論文やデータのフォルダをプロジェクトの外に置いておきたい場合は、読み取り専用の調査コンテキストとしてリンクします。

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