# 学位論文を書く

長い原稿を整理し、章の間を移動し、復元できる改訂の記録を残します。

学位論文は何か月もかけて育ちます。章、参考文献、図、補足資料をひとつのプロジェクトにまとめ、議論が変わっても戻れる履歴を持たせます。

## 適切な構造から始める

**学位論文**の研究のひな形か、適切な[テンプレート](/docs/templates/)を選びます。大学がクラスとテンプレートを提供している場合は、[そのソースを読み込み](/docs/import-project/)、コンパイラの要件を確認します。

章は別々のファイルにして、メイン文書から取り込みます。LaTeX では `\include` か `\input`、Typst では `#include` を使います。プロジェクトのアウトラインと[コードインテリジェンス](/docs/code-intelligence/)が、セクション、ラベル、引用の間の移動を助けます。

## 長い下書きを扱いやすく保つ

編集中はセクションを折りたたみ、構造ビューで現在地を探し、プロジェクトのファイルをまたいで検索します。ビジュアルの文章表示は、読み直しの作業に役立ちます。詳細なマークアップを扱うときは、ソースに切り替えます。

論文をコンパイルし、**PDF へ移動**を使うか、PDF 内をクリックして、[PDF の箇所とそのソースの間を移動](/docs/synctex/)します。LaTeX と Typst のプロジェクトで使えます。

## 指導教員のフィードバックに対応する

範囲を決めた改訂のために、[調査タスク](/docs/research-tasks/)を作ります。

> 第 2 章を feedback.md に沿って改訂してください。定義とすべての数式は変更しないでください。各フィードバックの指摘と、その変更を対応づけたメモを保存してください。

結果を読み、差分を確認して、適用したいファイルを選びます。変更しながら話し合いたいときは、ふつうのチャットを使います。ファイルを変更した各ターンは、ファイルごとに[確認して元に戻せます](/docs/ai-chat/#review-and-undo-a-turn)。

## マイルストーンを保存する

[チェックポイント](/docs/checkpoints/)は、コンパイルに成功したあと、変更のあったプロジェクトを記録します。指導教員に送った章や審査用のコピーなど、節目には [Git コミット](/docs/git-history/)を使います。

最終的な書き出しの前に、大学の提出要領とあわせて、[プリフライト](/docs/preflight/)で参考文献、フォント、メタデータ、読み上げ順を確認します。
