# Markdown から LaTeX へ

Markdown のノートや下書きを、基本構造を手で組み直さずに、単独で完結する LaTeX 文書に変えます。

Markdown から LaTeX へは、アイデアを単純な形で始めて、組版された文書へと育てられるようにします。見出し、本文、強調、リスト、リンク、コード、一般的な数式が、コンパイルして仕上げられる、単独で完結する `.tex` ファイルになります。

## こんなときに使う

- ノートを論文や報告書にする準備ができたとき
- 共同執筆者が Markdown で下書きしたが、投稿先は LaTeX を求めているとき
- 完成したジャーナルのテンプレートではなく、きれいな LaTeX の出発点が欲しいとき

貼り付け先が Markdown を受け付けるなら、そのまま Markdown で作業を続けてください。変換に価値が出るのは、LaTeX 固有のレイアウト、参照、パッケージ、必須のクラスが次に必要になるときです。

## 下書きを変換する

1. **Markdown から LaTeX へ**を開くか、`/markdown-to-latex` を実行します。
2. Markdown のソースを貼り付けます。
3. **変換**を選びます。
4. 単独で完結する LaTeX の結果を確認します。
5. コピーするか、`converted.tex` を保存するか、LaTeX プロジェクトを作成します。

この Markdown は、

```markdown
## Result

The loss fell by **12%**.

$$L(\theta) = \sum_i (y_i - \hat y_i)^2$$
```

LaTeX では、セクション、太字のテキスト、ディスプレイ数式になります。

## LaTeX で文書を仕上げる

ローカルの Pandoc を使う経路が用意するのは、汎用的な文書のひな形です。ジャーナルのクラスを選んだり、引用のメタデータを作り出したり、最終的なテンプレートが必要とするパッケージを知っていたりはしません。

変換のあとは、適切なクラスかテンプレートを選び、画像のパスとコードブロックを確認し、数式を検証して、Markdown で引用を使っていたなら `.bib` ファイルを関連付けてください。生の HTML や、特定の Markdown の方言に固有の拡張は、手作業での整理が必要になることがあります。

行き先が Typst なら、[Markdown から Typst へ](/docs/tools/markdown-to-typst/)を使うと、余分な変換を避けられます。プロジェクト単位の読み込みや、他の出力形式については、[プロジェクトを読み込む](/docs/import-project/)を参照してください。
